そういう時代

ボーイズ・ドント・クライ [DVD]

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性同一性障害の話。実際にあった話です。
女性として産まれたが心は男のブランドンは、男装してたくさんの女性とつきあったり盗みをはたらいたりしていました。
ある日バーで知り合った女性の家で暮らし始めた時から、彼の運命はとんでもない方向に・・・


彼の産まれた時代がもっと後だったら、こんな結末にはならなかったかもしれません。
今は病気のことも広く知れ渡っていますし、差別をされにくい環境にはなっています。(差別自体は今でもなくなっていないと思いますが・・・)
でもこのブランドンの生きた時代は、「同性愛者=人間じゃない」という考え方でしたし、本当に辛かっただろうと思います。
人は一人では生きていけない。
人は自分と違うもの(少数派)を排除しようとする。
これが人間なんですね。


性別も見た目も年齢も生い立ちも病気も関係なく、「人」が「人」として愛することはとても難しいことだと思いました。