意外や意外
- 作者: 我孫子武丸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/11/14
- メディア: 文庫
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本屋でたまたた見て面白そうだなーと思い、「告白」と一緒に購入しました。
女性猟奇連続殺人事件の話で、犯人、その家族、犯人を追う元刑事、の視点で書かれています。
購入した時も読んでいる時も、「この本は猟奇殺人の犯人がなぜそうなったのか、その心情を書いたものなんだ」と思っていました。
ところが・・・
最後の一行でその考えや今まで思っていたこと、すべてが吹っ飛びました。
えええええ!!!!!
数秒あ然・・・そして意味が分からない。
今まで思っていたこと、犯人像、家族の話、これ・・・???
何がなんだかわからず、もう一度読み返してみました。
なるほど・・・そういうことかー。
してやられました、この本は猟奇殺人の話と見せかけておいて、実は探偵の出ない本格推理物でした。
最初からわかっていれば、もっと注意深く読んだのにー!!!
キー!!って感じです。
今まで読んだ本で例を挙げるとすれば・・・
横溝正史さんの金田一耕助シリーズ「夜歩く」的なものかと・・・
綾辻行人さんの「十角館の殺人」的なものかと・・・
つまり、どんでんがえしでした。
最後の最後で「そうですか!」みたいな・・・
とにかく、一読の価値ありですね♪
参考までに、どちらも面白いですよ。
- 作者: 横溝正史
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 1973/03/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1991/09
- メディア: 文庫
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