心に残った本
今週のお題「心に残った本」
- 作者: 吉本ばなな
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1992/03/01
- メディア: 文庫
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国語の授業で先生がセンター試験に出たからといって紹介してくれました。
先生はセンター試験になんでこんな本から出題されたのか・・・とブツブツ文句を言っていたので、反抗心からこの本を買って読みました。
とても心が温まるお話で、当時高校生だった私でもすんなり読むことができました。
内容はつぐみという病弱な女の子と、いとこのまりあのお話。
美人で頭がよく、わがままいっぱいに育ったつぐみ。
物語はまりあの視点で書かれています。
最初は「つぐみ最低ー」と思っていましたが、話が進むにつれ、つぐみはつぐみなりにいつ死ぬかもしれない不安と戦っているんだ、と思うようになりました。
つぐみがまりあを初めて怒らせるシーンがとても印象的です。
高校生の時に読んだから良かったのでしょうか?
この本からいろいろなことを学んだ気がします。
今でも、どこに引っ越しても、この本だけはうちの本棚にあります。
私にとっては、忘れられない青春の一冊です。