蝙蝠の憂鬱

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久しぶりに金田一さんのシリーズを読みました。
これは読みやすかったです。
サクサクーって感じで、「ええ!そうなの??」っていつもながら驚かされました。


三人の男性から求婚され、結婚相手を選ぶのにとった方法が矢を的に当てること。
だめだろうと誰もが茶番劇に呆れていたのに、一人の男性が見事に射抜いたことから連続殺人が始まります。

最後の推理はちょっと・・・って感じです。
殺された側から言えば「そんな殺生な」と言いたいでしょうね。

殺される方が悪い、でもこれは・・・という気持ちになります。


もう一つの短編「蝙蝠と蛞蝓」は面白い!!
これ好きです。
蝙蝠=金田一さんのあだ名なんですが、そのあだ名を勝手につけた男が犯人にされてしまう。
ここで金田一さんの登場!!見事解決!!

蝙蝠男として蔑んでいた人なのに、その人に助けられるとはこの主人公もビックリしたでしょうね。

人は見かけで判断してはいけないってことです。