聖女と醜女
- 作者: 二階堂黎人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/11
- メディア: 文庫
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やっと昨日読み終えた本です。
長かった・・・
古本屋で一目ぼれ。
というのも、ミッション系の女子校に通っていた私は、なんだか懐かしくてついつい購入してしまいました。
あの、ミッション系の閉鎖的な環境、内部のドロドロさ、シスター達の性格の悪さ(これは私の通っていた学校だけ?)、そういうものを書いているのかなー?と思って・・・
まあ確かにドロドロは書いていました。
ただ前半のくどい説明、別にキリスト教やその建造物にあまり興味がない人や私のように少しだけ興味のある人には、読んでて辛いものがあります。
「もう、こんな説明いらなくねー?」みたいな・・・
あまりに読むのが面倒で、一日ニページペースとかありえない遅さで読んでましたよ。
やっと殺人事件の本格的な捜査が始まってからは一転。すぐに読んでしまいました。
暗号やら迷宮やらしかけやらトリックやら・・・
満載!すぎて一つ一つがちょっと手薄かなー?とも思ったり・・・
でも、ありえない展開やどんでん返しに驚かされっぱなしでした。
全体的に面白かったのですが、もうちょっとコンンパクトにまとめられなかったかしら?と思う作品です。
カトリックやドロドロや冒険物が好きな人におすすめ。
※ただし、前半で読むことに挫ける可能性あり。