怪談イベントに行ってきました

土曜日に旦那と怪談イベントに行ってきました。
怪談話を聞くために結構な人数が来ていました・・・ビックリです。
なんでも、その筋??(どの筋?)では有名な怪談師の方や編集長、ホラー漫画家まで来ていました。
語りべ総勢12名くらい?どんなけ集まって話すんねん!みたいな(笑)


お寺で密集しながら聞いているので、暑かった・・・
稲川さんの時と違うのは、現実味があってオチがなく、そういうことがあるんだなーと思わされました。
怖いというかぞっとするというか・・・


で、怪談雑誌の編集長さん(主催者)が東日本大震災の映像を見せてくれました。怪談よりもこちらの方が、いつ自分の身に起こるかもしれないという恐怖がありました。
ある作家さんは「こんな時に怪談なんて不謹慎だと自分でも思うけど、死者の気持ちを伝えていかないといけないと思う」と言っていました。


確かに最近はホラー映画やテレビで芸人さんが怖がらせるためだけに幽霊話をもってきたりしています。そこには死者からのメッセージなんてなく、ただ面白おかしく?語り、キャーキャー言わせて終了。
でも古くからある怪談、その土地に根付いた怪談は何かを訴えるメッセージがあります。たとえば病気で危篤の時に死んだじいちゃんが夢に出てきて、「まだ来ちゃだめだよ」と言って助かった、なんて話はいつまでも語り継がれています。
聞いていて怖いというよりは安心する、落ち着く、それもまた怪談。
ある作家の方も取材をしていて、地震の時に死んだ家族に助けられたという話をたくさん聞いたと言っていました。


死者を冒涜する怪談はいけない、けども語り継がれていかなければいけない怪談は必要だと思います。
それに「死者に助けられた」という話は、ホラーな怪談に比べていつまで経っても私達の心に深く刻まれるものですしね。