ダーク

多分今私の心の花が枯れているんだろうなー・・・

人の心の中をのぞいてみたい、なんて人には金田一耕助さんの小説がおすすめです。
人間ってこんなに残酷になれるものかなー?
見た目と中身がこんなに違うのかなー?
と教えてくれます。
誰しもが持っている負の仮面、でもそれをかぶるかかぶらないかは自分次第なんですよ。

普通に生きていても何かのきっかけで闇にのまれることもあります。
闇は昔から潜在していたものかもしれないし、今生まれたものかもしれない。
けれども、一度のまれたが最後、そこからどうしても抜け出せないもんなんですよね。津波のように襲ってきますから・・・

金田一さん、初恋の人です。架空の人ですが。
すばらしい名探偵です。
でも名探偵が故に他人の心を覗きすぎて、自分もまたそこから抜け出せなくなってしまいそうになるシーンも多々あるような気がします。
怖いですね。


怖いといえば幽霊や怪物や妖怪ですが、彼らは驚かしても実際に悪さをしません。
一番怖いのは生きている人間なんですよ、放火したり殺したりするのは全部人間がすることなんですよね。